Mai Leedy
《アメリカの教育》私はヘリコプターペアレンツ?
さて、先日少し凹んでしまいました。
なんと私もヘリコプターペアレント
デビューをしてしまったのです…。
(日本でいうモンスターペアレンツかな)
6歳の息子が水筒を忘れてしまったのですが
学校側が一切お水を提供してくれなかったのです。
反射的に先生にメールを出してしまい
「私はバカ親なのか」と大反省しています…。
コトの真相はこうです。
珍しく夫が息子を学校へ送ってくれたのですが
水筒を持たせるのを忘れてしまいました。
すぐに気がつきましたが、
水筒を届けるのに往復1時間弱かかるので
先生が水をくれるだろうと届けず。
15時、お迎え時に車に乗り込んできた息子が
血相を変えて「水筒どこ?!」と
探し出しだし、ゴクゴク一気飲み。
なにごとかと聞くと、
「お水を一滴も飲んでいない」と言うのです。
水筒を忘れたことを担任と体育の先生に
伝えたそうですがお水をくれなかった、と。
そんな日に限ってランチはサンドイッチ、
おやつもモサモサなクッキーだった息子。
そして、体育の授業まで…。
初めて見る6歳の息子の必死な様子に
「喉が渇いて相当辛かったのだ」と
息子を不憫に思ってしまいました。
それと同時になぜ先生は水筒がない息子に
お水をくれなかったのか腹が立ったのです。
学校の水飲み場閉鎖は想像できます。
ただ、お水を渡されなかったということは
私達の知らない新しいポリシーでしょうか?
それにしてもコロナ感染を防ぐためとはいえ
6歳の子に8時間も一滴も水分を与えず
放置する方がよっぽど危険だと思ったのです。
そこで先生にメールでこう伝えました。
とにかく水筒を忘れた息子が100%悪い。
ただ、水を提供しない新ルールがあるなら
親に電話で一言知らせて欲しかった、と。
それを夫に伝えたら、私が怒られました。
息子が病気になったわけじゃないし
自分が水筒を忘れたんだから当然の報いだ。
先生達は仕事が山積みでいちいち
生徒の水筒を心配する余裕なんかない。
私たちに先生を責める権利はないし
辛かった息子は二度と水筒を忘れないだろう
一滴も水を与えなかった事に感謝すべきだ、と。
息子は朝が弱く、朝食時も水分を
摂っていないので相当辛かったはずです。
そんな状態で水筒を忘れたことを伝えたのに
お水をくれなかった先生を間接的にですが
責めてしまったのです。
6歳の子の最低限のニーズとして
学校側に水分確保をお願いすることは
親のワガママでしょうか?
先生にメールをしてしまった母親の私は
モンスターペアレントでしょうか?
結局、お水は常に事務所に用意してあるそうで
先生達は「水筒を忘れた」とは聞いたけど
「お水を欲しい」と言われなかった、
との説明でした…。さすがアメリカ🇺🇸
6歳だろうが、自己主張できない方が悪い
「お水が欲しい」と相手を動かすように
伝えることを教育しなきゃいけません。
先生と夫の言い分からすると
これがアメリカ人の感覚なのでしょう。
うちの長男はあまり主張しないタイプで
言わずに我慢する傾向にあります。
在米20年を超えても結局私も日本人
先生の配慮を期待していました。
今回は長男も私も勉強になりました。