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  • 執筆者の写真Mai Leedy

《コロナで休校》ホームスクール疑似体験で考える

NCの休校宣言から3週間以上が経ちました。

みなさん、オンラインクラスは順調ですか?

我が家は今週まで春休みで、

来週からオンライン学習が始まります。

先日のブログでお話ししたように

以前からホームスクールに興味があったので

時間がある時に少し情報収集をしながら

手探りでホームスクールをしています。

今日はこのホームスクール体験を通して

子供達の教育に関して思うことを

シェアしたいと思います。

実は、親になるまでは教育なんて

全く興味のなかった世界ですが

今は教育の大切さを実感しており、

親として子供達には良い教育を与えたい

と思うようになりました。

そして、自分が子供達に教えようと試みて

いろいろな発見があり、教育に対して

私の考えが変わり始めています。

まず、子供達に何を学んでほしいのか?

軸を決める部分でつまずきました。

算数、国語、理科、社会などコアな教科を

教科書に沿って教えるのが正しいのか?

それともトピックはなんでもいいから

学ぶ方法や楽しさ、学ぶ姿勢を教えるべきなのか?

それともあまりルールを作らず

子供達が自主的に考え、創り出すこと、

Self-Directed Learningに重きを置くのか?

子供の年齢でも変わってくると思いますが

結局は子供にどんな人間になってほしいのか

どういう未来を生きてほしいのかを

しっかり考えないと教育方針すら

選べないことに気がつきました。

次は年齢の違う二人を同じテーブルで

勉強させる難しさにぶち当たります。

学力の差もあるし、性格や忍耐力も違う。

学校の先生達の仕事の多さや苦労、

モチベーション維持の問題もわかる気がします。

でもたった二人教えるだけでこんなに

苦労していると、先生は24人を

どうやって同じ教室で同時に

教育するのかと考えてしまいます。

私達の時代は日本の公立校は完全に

威圧的なトップダウンスタイルでした。

子供も多く、クラスに40人近く

いたような記憶があります。

個性的な子や勉強についていけない子は

「変わった子、ダメな子」というラベル付けをされました。

でも彼らは算数や国語に興味がないだけで

どこかで他よりも秀でた才能があったと思います。

でも40人のクラスでは迷惑な存在で

ひとりの先生に扱いにくい生徒の面倒まで

きっとできなかったのでしょう。

ただ先生から見放され、学校社会から弾かれた

生徒の心の影響は計り知れないです。

そして、このSir Ken Robinsonの動画を見て

もう何度か見たことがあるのに、

はじめて心に響きました。


ロビンソン氏は、

国家教育システムは「失敗は最悪だ」と教え

子供たちは失敗を恐れ創造性を失っていくと言います。

なんか、わかる気がします。

平均的な良い子でいないと学校でも

家庭でも居心地が悪いから

賢い子は枠から出ないようにする。

学校教育の目的はなんなのか? 公教育の最高潮は何か? 本当の知性とは何か? 未来を生きる子供達の人生を豊かにするものは何か? もう一度学校という教育機関の価値を 考えてみようと思います。

もちろん学校教育の良い面もたくさんあるし

忘れられない良い先生との出会いもあります。

親として我が子に多くの期待はしないけど

できる限り余計な苦労はして欲しくない。

ピアプレッシャーやストレスで時間を

無駄にすることがなく、個性を抑圧されず、

心から学ぶことを楽しんでほしい。

どの親も子を想う気持ちは同じでしょう。

最後に香港でホームスクーリングをしている

Joshua Steimle氏が心に響くQuoteを話していました。

It's impossible for a human being to educate another. We can not educate a child but we can inspire a child to educate himself or herself. (Thomas Jefferson Education) 「一人の人間が誰かを教育することは不可能である。私達は子供達を教育することはできないけれど、彼らが自ら学ぶことをインスパイアすることはできる」(トーマス・ジェファーソン) 先進国に住む幸運な私達には、 公立・私立の学校教育、ホームスクール、 オンラインスクール、アンスクーリング、 と選択肢はたくさんあります。 どの教育形態を選んだとしても 親としてできることは、子供達が 輝くことを見つける手助けをすること。 自ら学ぶ習慣をつけ、それを楽しいと思い、 創造性と知性をつけ、 変化する未来を生き抜く力をつける お手伝いをすることかなと思いました。

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