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  • 執筆者の写真Mai Leedy

前歯のインプラントをしました

とうとう、前歯の抜歯をしました。


17歳の時に車と接触して、折れてしまった前歯。ずっと差し歯だったのですが、とうとうインプラントを入れることになりました。当時の予想を大幅に裏切り、25年も働いてくれた差し歯に感謝です。

さて、最近インプラントに関する質問も多いので、私の体験談と共にシェアさせていただこうと思います。

①インプラントの診断説明

私の場合、前歯(9番)の根管治療をした歯の根元部分に炎症が広がり、顎の骨が溶け出していました。これは当院ではCTやレントゲンで確認でき、この歯は残せないと診断されました。また炎症により起こっている骨のロスは一刻も早く対応しないと、インプラントができなくなります。痛みがないからといって放置しておくと、骨のロスが進み両隣の健康な歯まで失う可能性もあります。

② 期間

治療方法としては、まず前歯の抜歯(Extraction)+骨造成(Bone Graft)をして、3〜4カ月かけて顎の骨を再生します。インプラントを入れてさらに3〜4ヶ月待ち、インプラント用の差し歯を入れます。ここまで約8ヶ月の工程です。

③ 金額

気になる値段ですが、最近インプラントをした私の友人達二人から聞いたところ、それぞれ6000ドル、7000ドルでした。抜歯と骨造成の治療がこの料金に入っているのかは不明ですが、当院の現在の料金は、インプラント+差し歯で5210ドルです。歯の位置によっては、インプラントが入るまで私のように部分入れ歯(Flipper)を入れる必要があるので、これでまた数百ドル掛かります。

インプラント関連は保険が保証しない場合が多いので、まずデンタルオフィスに保険の詳細について聞いてみてください。当院では患者さんのニーズに合わせて、支払い方法をご提案しています。

④ 一般歯科選びのポイント

歯医者選びで気を付ける際の最重要ポイントは、個人経営か企業経営のデンタルオフィスかという点です。やはり自分の看板を背負って長年経営ができている=腕がいい、信用がある、というのは鉄板ルールだと思います。


企業経営だとオーナーはビジネスマンで不在、実際働くのはほぼアソシエイトデンティスト(雇われ)が多く、先生がよく変わります。企業経営だとたくさんの保険会社のネットワークに加入するのが基本なので、新卒や若いデンティストを雇って、短時間にたくさんの患者さんを取る必要があります。

個人経営の場合は、信頼関係が最大のマーケティングなので、もし差し歯が割れてしまったり、インプラントが外れてしまってもアフターケアまできちんと対応してくれるはずです。

二つ目のポイントは、その一般歯科でどの程度の治療ができるのかです。

当院では、予防歯科から虫歯治療、骨の造成やインプラントなど高度な治療まで全て提供しています。これが意外に重要です。一般歯科の先生は予防歯科や簡単な虫歯治療、クラウン(差し歯)しかしないところも多く、インプラントはもちろん、抜歯や根管治療などもスペシャリストに送られます。スペシャリストは同じ治療でも、値段もスペシャルです

⑤ 術後の様子

前歯を抜歯して、骨の造成術を受けて2週間が経ちました。抜歯直後、用意しておいた入れ歯をして恐る恐る仕事に戻りましたが、自分から言うまでは誰ひとりとして気が付きませんでした。うちの使っているラボの入れ歯優秀!。


翌日は少し腫れましたが痛みはなく、抗生物質と痛み止めを飲んでいれば腫れも最小限で、全然生活に支障なく暮らせています。痛み止めはお腹を下しやすいので、必ず食後に取ってください。

⑥ インプラントを迷っている方へのアドバイス

歯の位置によってはフリッパーが必要ですが、奥の方であれば歯がないままで構いません。今回、初めて入れ歯をして生活をしてみて自分の歯があることのありがたみを感じています。

インプラントは高いので問題部分の歯を長期間放置したり、お金が掛かるからと骨の造成術を迷っている方がいると思いますが、やっておいてください。数万円のお金は分割でも工面できますが、顎の骨がないとインプラントが入れられません。数万円を節約する代償に、何十年も入れ歯生活は割りに合わないことを断言します。

入れ歯は気になるし、食べ物が詰まるし、口臭の原因になります。インプラントは歯の骨に埋め込むので、自分の歯のように食べ物が食べられます。私の場合、前歯なので食べ物が噛みきれないのが不自由で、前歯なのにインプラント側の奥歯で食べ物を食べる違和感さえあります。このまま右側ばかり使い続けたら顔の形が変形するのでは?と心配するくらいです。

アメリカのデンタルは、日本に比べると質も技術も値段も高いです。信頼の置けるドクターを見つけ、定期検診を必ず受けて、問題が見つかったら小さいうちに対処することをお勧めします。大きな治療となれば、他のドクターからセカンドオピニオンをもらうこともできます。

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